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田原坂・吉次峠の大激戦はじまる、警視抜刀隊の活躍

3月1日から3月31日まで植木町では、田原坂・吉次峠の大激戦が繰り広げられた。春先で冷え込みがひどく、雨も降る、厳しい状況の中で戦いは始まった。

3月11日、官軍は、薩軍の田原坂防衛線を突破するため、軍を主力隊と別働隊に分け、山鹿の桐野利秋部隊の動きを封じ込め、主力隊が田原坂・吉次峠を突破する作戦をとる。

しかし官軍の主力は、薩軍の地形を存分に利用した激しい銃撃と、お家芸ともいえる示現流抜刀白兵戦に手も足も出ない。

そこで田原坂の正面突破を諦め、西側から攻めて横平山(那智山)を奪うことにした。

薩軍得意の白兵抜刀攻撃に対抗するため、官軍は士族出身の兵卒を選び抜刀隊を組織したが、討ち破られる。

3月14日、新たに警視抜刀隊を組織した官軍は、田原坂攻撃を開始。警視抜刀隊は、薩軍と互角に渡り合う。のちにこの時の抜刀隊の功を称えて有名な抜刀隊の歌が作られた。

しかし、横平山を占領することは、とうとうできなかった。