薩軍・電撃隊の奮戦、「第2の田原坂」
辺見十郎太は官軍を撃退すべく大口の雷撃隊を展開した。
5月5日、雷撃隊と官軍は牛尾川付近で交戦したが、雷撃隊は敗れ、官軍は大口に迫った。辺見十郎太は雷撃隊を中心に他の諸隊を加え、大塚付近に進み、8日の朝から久木野本道に大挙して攻撃を加え、官軍を撃退した。押されて官軍は深渡瀬までさがった。
久木野・山野を手に入れた辺見十郎太は5月9日、自ら隊を率いて官軍に激しい攻撃を加えて撃退し、肥薩境を越えて追撃した。
5月11日、雷撃隊は水俣の間近まで兵を進め、大関山から久木野に布陣した。
人吉防衛のため球磨川付近に布陣していた薩軍も、佐敷を攻撃した。
12日、官軍に押される他の薩軍の中で、雷撃隊は圧倒的に優る官軍と対等に渡り合い、「第二の田原坂」といわれるほどの奮戦をした。これを見た官軍は増援を決定し、佐敷、水俣へ兵を派遣した。